- コストを削減しながら、警備の質を向上。
- date : 2021.04.22
- 品川シーズンテラス株式会社
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管理部 運営部門
宮澤紀菜 様
新しい国際ビジネス拠点として発展を続けている品川エリアにある品川シーズンテラス。国内最高水準の環境配慮型オフィスビルとして誕生し、緑豊かなイベント広場やショップ・レストランも備えるなど、オフィスワーカーだけでなく一般のお客様も利用する地域の交流拠点でもあります。最先端のビルとしてICT・IoT化を目指し、警備にアバター警備ロボットugoを導入されています。
最先端のことに挑戦する
オフィスビルとしてアピール。
「警備にロボットを導入した背景として、警備業務の深刻な人手不足というのがありました」と語る宮澤様。ロボットが警備することのメリットについて「ビルを管理する立場から、立哨や巡回など警備員の方の負担を軽減できるというのは大きいと思います。もう一点は、ICT・IoT化を進めるオフィスビルとして、テナントの方やビルを利用される方に対して最先端のことに挑戦しているというアピールにもつながっており、顧客満足度の向上も期待できます」
また、コスト面に関して「ugoを導入して継続的に続けていくことにより、年間を通じて警備にかかる経費を削減できます」とロボットによる警備がコストパフォーマンスの向上にもつながっているという。
その親しみやすさで、
子どもたちに大人気のugo。
アバター警備ロボットugoの導入にあたっては「オフィスビルを利用する方には事前に周知していたこともあり、特にクレームもなく、逆に興味を持ってくださる方も多く、スムーズに導入することができました」警備業務の運営は「利用者の方にどう見えるのかを第一に考えて安心・安全を担保しながら、現在はugoと警備員で立哨業務を行なっています」とのこと。
実際にロボットが警備に立っていることでこれまでとは違う面もあるらしく、宮澤様によると「土日にイベント広場にいらっしゃるお子さまがugoに近寄ってきて話しかけたり、ugoは特にお子さまに大人気ですね。オフィスビルの警備員はどこか近寄り難いイメージがあると思いますが、ugoは親しみやすい印象を与えるみたいです」
人とロボットの役割分担を
明確化し、警備の質を向上。
ugoは立哨業務以外にも「事前にルートを読み込ませて、夜間の巡回もやっています」と宮澤様。「ただ、人でなければできないこともあるので、人が対応すべきこととロボットで対応可能なことを明確にすることで、警備の質を向上できると思っています」
また、警備業務に関する日報などはペーパーレス化されており、「決まったフォーマットで書かれているので情報伝達に差異が生じることがなく、共通認識を持つことができています。今後はクラウド上で情報を共有できるシステムを導入してくださるみたいなので、ビル運営の統括を行なっている立場としてはありがたいですね」
宮澤様は防災センターのPC画面でugoのカメラを通じた映像を見ることもあるそうで、「ここが変わりましたと警備員の方が説明してくださることもあり、ugoは日々アップデートされているみたいです」
今では利用者がugoの横を当たり前に通り過ぎていくのが見慣れた日常になっている品川シーズンテラス。「ロボットや最先端のICTというのは、今はまだエンターテインメント性が強いのですが、ロボットがいるのが当たり前の風景になる第一歩として、品川シーズンテラスがパイオニアになれたらと思っています」